平成25年1月度人間塾

1月の講演は塾長の矢島和尚さんが『人づくりは国づくり』という演題でお話をしてくださいました。塾長ご自身の体験をもとに、青少年育成の大切さ、そしてどのような時にも損か得かではなく、良いか悪いかで行動すること、あとはやり続けることの大切さをユーモアを交え熱く語ってくださいました。

「そう言われれば青少年夏季研修も35年続いているし、いろいろな行事も、人間塾もずーっと続くような気がします。」

2月度人間塾

高松山人間塾2月の講座は、七海晧奘先生による『蘇る宮沢賢治』副題として「大震災から法華経を学ぶ」というテーマでお話ししていただきました。宮沢賢治の有名な「雨にも負けず」という詩は、仏教の教えをわかりやすく現代の言葉にしてあるとして楽しく解説してくださいました。

3月度人間塾

3月の講座は奥会津書房の編集長遠藤由美子先生にご講演頂きました。演題は『3.11の震災後を生きる』という私たちが直面するテーマについて、深く静かにお話しいただきました。

4月度人間塾

4月の講師をお勤め頂いたのは、㈱YTB代表取締役浅川有基氏でした。浅川氏は、健康器具や健康食品等を販売する会社の社長さんですが、熱心な仏教の信者でもあります。仏教の教えを交えながら、健康で元気に生きる事の大切さについてお話されました。

5月度人間塾

5月の講師をお勤め頂いたのは、㈱プロジェクト・えこ代表取締役小林富久壽氏でした。小林氏は、長年に渡り福島民放社に勤務し、定年退職後、フリーライターとして健康問題や、放射能による健康被害の実態、そしてその対策について現在も取材を続けていらっしゃいます。今回はその実態と健康になるための方法についてお話されました。

6月度人間塾

6月の講師をお勤め頂いたのは、㈲川崎工務店代表取締役の川崎博祐氏でした。

川崎氏の実家は南相馬市の原町にあり、東日本大震災の津波によって、実家と家族五人が流されてしまいました(現在もお兄さんは行方がわからない)。震災当時の事や大切な家族を失った苦しみについて時に当時を思い返し、時に涙を流しながらお話されました。

7月度人間塾

<P>7月の講師をお勤め頂いたのは、NPO法人フー太郎の森基金理事長の新妻香織氏でした。 </P>
<P>新妻氏は、5年間かけてアフリカ大陸28カ国を横断する旅をし、アフリカの森林破壊と水不足の深刻さを目の当たりにし、アフリカの乾いた大地に木を植え、水を確保する為の池を作る、フー太郎の森基金を設立しました。その後、東日本大震災が発生し、実家がある相馬市尾浜付近は津波によって甚大な被害を受ける事になります。新妻氏は、アフリカでのお話や、東日本大震災当時の事についてお話をし、福島の子供たちの未来の為にそれぞれが活動を興してほしいと参加者に訴えかけました。 </P>

8月度人間塾

8月の講師をお勤め頂いたのは、東北環境センター代表取締役の瀬戸孝子氏でした。
瀬戸氏は、小学校4年生の時に父親を亡くし、母親に瀬戸タネやとして小売りをやりながら育てられました。高校卒業後にナショナル家電に就職し、松下幸之助さんの商いの心にふれるが、結婚を機に寿退社をします。その後、二人の子宝に恵まれたが離婚。実家に戻り、二人の子供と離れて生活しなければならなくなりました。
その後、仕事に生きようと決心し、平成7年に東北環境センターを立ち上げ、現在に至るそうです。
瀬戸氏は、これまでの人生を振り返り、色んな困難があったが、色んな方々に支えられ乗り越える事ができた。これからも様々な事を学びながら、地域や社会に貢献していきたいとお話されました。

9月度人間塾

9月1日、快晴の中、第33回目の人間塾が開校されました。9月度の講師をお勤め頂いたのは、のアナウンサー・パーソナリティーとして著名な宗方和子さんでした。宗方さんは、自身のアナウンサー時代のお話から始まり、大河ドラマで話題の山本八重ら会津 に生きた女をテーマに自ら書いた話を「巻き紙語り」と称した講談風の語りを行いました。宗方さんの迫真に迫る「巻き紙語り」に参加者の皆さんも魅了され、涙を流されている方も多くいらっしゃいました。

10月度人間塾

10月6日、曇りの天候の中、10月度の人間塾が開校されました。今月の講師をお勤め頂きましたのは、曹洞宗長慶寺住職の西川良英師でした。
西川師は、「さわやかに生きる」と題しまして、お釈迦さまが説かれた四苦八苦と八正道(人間として理想的な生き方)のお話をユーモアを交えながら、非常に分かりやすくお話されました。西川師の素晴らしいお話に参加者も魅了されながら、終始笑いの絶えない講演となりました(^O^)/

11月度人間塾

11月の講師をお勤め頂きましたのは、、(株)夢企画代表取締役、総合カルチャースクール川崎学院理事長の川崎葉子氏でした。

川崎氏は、双葉郡富岡町出身で、福島第一原発一号機のある場所から3km程離れた場所に自宅があり、現在、避難生活を余儀なくされています。本日の講演では、3月11日の震災当時のお話から、現在、そして未来についてのお話を詳細に力強くお話頂きました。
震災から二年半が経過しましたが、未だに多くの方が先のみえない深い苦しみの渦中にいます。このような現実がある事を忘れずにみんなが幸せな生活を送れるようになるまで、色々な面で支援していただきたいと強く訴えかけられました。

12月度人間塾

12月の講師をお勤め頂きましたのは、大玉村で「森の民話茶屋」の店主をされている後藤みづほさんでした。後藤さんは、200以上の民話を暗記しており、いつも客層にあわせて民話を選びお話しされます。
今回、初めて後藤さんの民話を聞きましたが、優しい声で心にスゥーっと染み込んでくるお話しばかりで、あっという間の一時間でした。終了後、是非もう一度お話しを聞きたいという方が大勢いらっしゃいました。皆さん、後藤さんのどこか懐かしく、心地良いお話に心が癒されたようです。
素晴らしい体験をすることができました。