高松山人間塾の設立趣旨

戦後、物質的には豊かになった日本ですが、未曾有の長期不況と深刻な社会の崩壊が起こっているさなか1000年に一度と云われる東日本大震災が起こりました。大津波に追い打ちをかけた原発事故でした。私達はかつてない試練を天から与えられたわけです。

 何の資源も持たない日本は、人間だけが資源です。幸い日本人のDNAの中には素晴らしいものがあります。また自然・歴史・文化どれをとっても世界に誇れるものばかりです。先人が作ってくれた遺産です。

 しかし、昨今の現代社会は行き過ぎた個人主義や悪平等、他を思いやる心を持たない社会となり、刹那的な生き方が横行しており、この社会の延長線に日本の未来はありません。人間としてもっとも大切なものは、心のありようではないでしょうか。年を重ねて初めて親の心がわかり、仲の良い兄弟とその家族との付き合い、地域の助け合い、会社での励まし合い、国を思う心、そのような心豊かに生きる事が私達に与えられた使命ではないでしょうか。

 

江戸時代の寺子屋は読み書きそろばんを教えておりましたが、この度「高松山人間塾」は老若男女がわずかな会費でお互いに学び合い、豊かな心を育み、明るい社会の建設に一役を担うものです。

足元にこそ生きる道があり、この自己の足元を照らす事で輝かしい未来があります。1200年の歴史のあるお寺で、月1回第1日曜日朝8時から2時間、座禅や学び更に楽しいイベント等を通じ、自分の足元を照らしましょう!

 

【活動指針2つの柱
・一隅を照らす
・己を忘れ他を利する


【現代の寺子屋高松山人間塾憲章】
私たちは日本を下足から
元氣に明るくするために
心豊かな社会の創生を目指し
人類の発展と世界平和に貢献する